いずみ橋酒造さんは、神奈川県海老名市で酒造りを営んでいます。
今回ご紹介します「出穂(しゅっすい)」は、神奈川県川崎市の地酒として、地域の有志の方々の力で「復活」させたお酒です。
お米を全量、神奈川県川崎市でつくり、いずみ橋酒造さんで醸造されたお酒です。
川崎市と海老名市、結構地酒と無縁そうな2つの市のタッグのお酒。どのような味に仕上がったのでしょうか。
川崎市発!出穂の第一印象
神奈川県産の楽風舞というお米を全量つかった、純米吟醸酒。
第一印象は、華やかで辛口なお酒、と捉えました。
すこし賑やかな味わいなのは、川崎駅や武蔵小杉、新百合ヶ丘などの賑やかな街に似合うと思います。
といっても、全国の皆さんには川崎市がどんなところか、わからないわけで。
判りやすく言うと、「五百万石の荒々しさ」+「山田錦の芳醇さ」を足して、3で割った感じです。
なぜ3で割ったかと言うと、結構薄口かな、という印象だからです。
まずいわけではない。
ただ、絶品かと言えばそうではない。
今年復活したばかりの日本酒ですから、お米の出来等も左右したことでしょう。
初年度でこれだけの味の方向性が見えれば、将来有望と捉えて良いと思いました。
出穂 純米吟醸を保管してじっくり呑んでみる
純米吟醸一択の出穂。しっかり火入れがされているようで、味に変化はほとんどありません。
開栓時にはなかなか良い香りがしたのですが、どんどん落ち着いてきた感じです。
辛口ですから、大体の料理には合わせられます。料理の邪魔をする味でもないですね。
一点、やはり残念なのは、純米吟醸らしからぬ薄口さ。
つくっている酒蔵さんが、いずみ橋酒造さんですから、今後しっかり調整してくることを楽しみにしています。
出穂 純米吟醸酒 | |
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蔵元 | いずみ橋酒造 |
製造エリア | 神奈川県 |
分類 | 日本酒 純米吟醸 |
酒米 | 神奈川県産楽風舞 |
アルコール度数 | 18度 |
インフォメーション
販売は、川崎市幸区のたけくま酒店と、川崎市の地場スーパー大野屋で販売しています。
自動車でたけくま酒店さんへ訪問する場合、駐車場がお店の少し手前にありますので注意してください。
一方通行路ですので、通り過ぎた場合はかなり大回りしてこないと、再度駐車場には入れません。
国道1号線を東京方面より、遠藤町の交差点を過ぎたら左斜め前へ。その先の信号手前右側に駐車場があります。