神奈川県相模原市にある、久保田酒造さんの造る「相模灘 純米吟醸雄町」をレビューします。
日本酒/ワイン好き、山田錦/美山錦/雄町好きの私の主観です。
日本酒は辛口/旨口なんでもいけます。呑んだ銘柄数は50前後。
2018年5月時点でのレビューです。ご承知おき下さい。
相模灘 純米吟醸雄町の第一印象
第一印象は、主張のしないお酒です。
もちろん悪い意味ではなく、食事の邪魔をしない、いいお酒です。
心地よい吟醸香、雄町の特徴を生かした旨口ですが行きすぎず、辛口に近い呑み心地です。
逆に捉えると、日本酒をメインに呑みたい時は、物足りないと感じると思います。
相模灘 純米吟醸雄町をじっくり楽しむ
じっくりと味わってみましょう。
口に含むと、軽い吟醸香と、舌にピリリと日本酒特有の軽い刺激があります。
その刺激が引いていくのと同時に、雄町の旨味が口いっぱいに広がっていく。
他の相模灘は、この瞬間に軽い苦味を感じますが、「相模灘 純米吟醸雄町」は苦味を感じず、すっと入る。
ところが、3秒もしないうちに、甘みはスッと抜けて行きます。
口の中はサッパリしつつ、雄町の余韻だけがとりのこされます。
食事に合うお酒を目指している久保田酒造さん。吟醸酒でも余計な主張をせず、明確に方向性のブレないお酒を作っているようです。
どんな料理にでもよく合う、美味しい吟醸酒でした。
さて、数日たってから呑むと、味わいが薄くなっていました。このお酒は開栓直後が一番美味しいと感じます。
インフォメーション
久保田酒造さんの酒蔵訪問記は下記リンクで見ることができます。実際に足を運んだ酒蔵のお酒は、印象が残り味もより美味しく感じることでしょう。
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