今晩は晩酌に、日本酒にしよう!
そうだ、ツマミは白子とあん肝鍋にしよう!
とてもハッピーな時間を過ごせる、晩酌の時間。
そんなあなたの後ろ(というか、足)には、痛風の魔の手が忍び寄っているかもしれないです!
痛風になったあなたも、なっていないあなたも、自分の生活をよく見直しましょう!
痛風とはなに?
痛風という病気は、簡単に言うと体内に入ったプリン体を分解する尿酸の結晶が関節に溜まり、炎症を起こします。
プリン体は、「美味しいもの」によく含まれています。。。
下記をご覧ください。
プリン体を多く含む食品は、 レバー類(210~320mg/100g)、白子(300mg/100g)、一部の魚介類 エビ、イワシ、カツオ(210~270mg/100g)が上げられます。乾燥品である干椎茸や魚の干物は水分量が減っているため相対的に高い数字になるので、原材料と比較すると良いでしょう。
※引用元:公益財団法人 痛風財団
アルコール飲料では、含まれるプリン体量はあまり多くはありませんが、アルコールの作用が加わって尿酸値が上昇します。
お酒を毎日飲む人は痛風の危険度が2倍で、特にビールを飲む人の危険度が高いと報告されています。※引用元:公益財団法人 痛風財団
痛さはどれくらい?
痛風は「風が吹いただけで痛い」と言われますが、実際はシャレなならないくらい痛いです。
足の付け根で発症した場合、炎症中は足の角度を変えただけで激痛が走ります。
また、足の向きを変えた時におきる、足の中の水分の移動をものすごく感じ取れるくらい、痛いです(*´-`)
痛さでいうと、歩くたびにカバに足を踏まれた様な痛みですね。
骨折より痛い、らしいです。(骨折したことがない。)
足の小指を机の角にあてたこと、ありますよね?
あれの10倍痛くて、それが1ヶ月くらい続くのです。これは苦痛ですよ。
ちなみに、足の付け根以外のところにも発症するようです。
暴飲暴食した翌朝、急に足の親ゆびのつけ根が赤く腫れて痛くなることがあります。風が吹いても痛いということで、「痛風」と呼ばれています。足の親ゆびのつけ根以外に、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根、膝関節、手関節にも激痛発作が起こることがあります。耳介に痛風結節や尿路結石が出来ることもあります。
引用元:日本整形外科学会
予防できるの?
できます。ただ、このブログ記事はちょっと趣向が違います。
お酒、飲んでいたいですよね?
上司に誘われたら、嫌だと言えないですよね?
美味しいご飯には、美味しいお酒はつきものですよね?
運動するの、嫌ですよね?
そこで、痛風再々発までして医者に行かなかった私の経験を最大限に活かした、痛風の回避方法を教えます!
ただし、私の主観ですので、あなたの寿命を縮めることになっても責任は取れません。
痛風を回避する方法その1 身体の悲鳴を感じ取ること
痛風の気配がある時は、必ず身体がサインを出します。その気配を感じ取ってください。
この気配は、一度痛風の発作を起こしたことのある人は、感じ取りやすくなるそうです。
気配その1 足の親指の付け根がピリッとする
まるで、今食べているものは危険ですよと言わんばかりに、足の親指の付け根がピリッとします。
ちょっとしたシビレかな、とやり過ごすのはやめて、その後の体の調子を注意深く観察しましょう。
気配その2 ヒザから下がピリピリ痛む
毛穴が小さくパンクするような、細かい痛み。
足がしびれて、それが治っていく途中の痛みがだいぶ治ったころのような感じです。
ここまでで充分やばい状態ですが、もうひとおしあります。
気配その三 口の中に膿のような味がする
これはもうやばい。この状態で手を打たなければ、間違いなく発作がおきます(*´-`)
とうとうここまで来てしまったら、次の方法で回避します!
痛風を回避する方法その2 水分を多く補給する
身体に溜まった原因物質を取り除くために、水分を取ります。
コンビニで売っている1リッターのお茶類を飲み干します。
利尿作用のあるお茶、コーヒーを飲めばなおよいですね。
もちろん、アルコールで補給してはいけません(⌒-⌒; )
私は過去3回発作を起こしていますが、いつも冬場でした。
冬場は夏場に比べて、意識して水分補給をしないので、意外と脱水気味です。
痛風の原因の1つに、脱水があります。血中の原因物質の濃度が高まり、発作を起こすのですね。
ちなみに、牛乳を飲むのも良いとされています。野菜や乳製品は尿酸を減らすそうですよ。
日本酒 ワインは 痛風になりにくい?
次の表は、痛風の原因とされているプリン体の含有量の一覧です。
お酒の種類 | mg/100mL | お酒の種類 | mg/100mL |
---|---|---|---|
焼酎 | 0.0 | 日本酒 | 1.2 |
ウイスキー | 0.4 | 発泡酒 | 3.5 |
ワイン | 0.4 | ビール | 3.8 |
※引用元:公益財団法人 痛風財団
日本酒はワインの3倍、ビールは日本酒の3倍です。
こう見れば、同じ量を呑む場合なら断然、ワインや日本酒が身体に優しいことがわかります。
しかし、日本酒やワインはアルコール分が多いので、体内でアルコールを分解するためにつくられる「尿酸」は多くつくられる傾向にあります。
尿酸が増えても痛風になりやすくなるので、結局のところお酒を呑めばそのぶん、
痛風になる可能性は高くなる、ということですね。
つまり、呑む量を自分の体に合う量にコントロールすれば、痛風の危険性は避けられるという事になります。
私の場合ですと、呑む量を半分くらいにした(週6飲酒を週3飲酒にした)ところ、発作は起きなくなりました。
まとめ
痛風の発作をおこしてしまうと、医者にかよって薬の投与や食事制限で治療しなくてはなりません。
治療をせずにいると、他の合併症を引き起こす可能性が高くなります。
でも、私も2箇所、痛風の診断/治療に行きましたが、どうもお医者さんは、痛風になったことに対して責めるんですよね。
生活習慣が悪いとか、運動不足だとか。
わかっていても、仕事が忙しかったりで運動なんてできないんだってば!
お酒で散らしてるんだってば!
まぁ、これがダメだとおっしゃっているのでしょうけどね(^^)
ただ、万が一発症した場合は、すぐにお医者に行きましょう。初期治療があるかどうかで、その後の1ヶ月の生活が随分かわります。
具体的には、治療すれば1週間で歩けるようになりますが、治療しなければ1ヶ月痛みがひきません。
骨折を超える痛みを1ヶ月。辛いですよ?
今回はここまで!ご覧いただき、ありがとうございました!
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今回のイラストは、いらすとや様の画像を使用させていただきました。